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代替法Q&AQ&A


代替法Q&A


Q1: 代替法の対象領域はとても広いと思いますが,学会にはどのようなバックグラウンドの方々が参加されているのでしょうか?
A1: 医学・獣医学・工学・薬学・理学・農学など様々なバックグランドを持つ方が参加しています。

Q2: 代替法学会には、どのような機関の方が参加されていますか?
A2: 大学、公的研究機関、企業(製薬、化粧品、食品など)の研究者の方が主に参加しています。

Q3: 代替法の各種法律、ガイドラインなどへの採択に関し、学会はどのように係わっているのでしょうか?
A3: 試験法の開発、試験方法の承認に必要な国内・国際バリデーションへの参加などに関わっています。また、3Rsの推進と普及の観点から、国内行政機関への要望書の提出なども行っています。

Q4: 海外の代替法関連学会との連携はどのようにされておりますでしょうか?
A4: 欧米、アジア諸国で開催されている代替法関連の学会に参加し、本邦で実施されているプロジェクトおよびその成果を発信しています。また、本会が主催する国際シンポジウムに海外の代替法関連学会の会員を招待し、国際交流を深めることで連携強化を図っています。

Q5: 日本の代替法学会と同じような海外の代替法学会にはどのようなものがありますか。また国際的な学会もあるのでしょうか?
A5: EUにはEUSAAT(European Society for Alternatives to Animal Testing:ヨーロッパ実験動物代替法学会)、韓国には韓国動物実験代替法学会があり、活動を行っています。世界中の代替法研究関係者が集まる国際会議としてThe World Congress on Alternatives and Animal Use in the Life Scienceがあります。また、アジア諸国での動物実験代替法研究の推進と連携強化、3Rsの普及推進をより確かなものとするための国際会議としてAsian Congressがあります。国内でも海外から代替法研究関係者を招き、年会開催期間中に国際シンポジウムを開催しています。

Q6: 代替法を研究することと、代替法を利用することでは違いがあると思います。貴学会はどちらに比重を置いているのでしょうか?
A6: 代替法の開発研究と代替法利用の推進はいずれも重要と考えております。本会では、研究を促進するための研究助成金制度だけでなく、普及のための技術講習会も開催しております。また、本会の3Rs啓発委員会では、高校生や大学生等若い方々への代替法の普及を目的とした出前講義を実施しています。

Q7: 貴学会に所属することで特に得られるメリット(教育の機会、研究者の共同研究など)があったら教えてください
A7: 会員になると下記の特典が得られます。
1)定期刊行の日本動物実験代替法学会英文機関誌「AATEX」が配布されます。
2)動物実験代替法に関連した最新のメールニュースが配信されます。
3)大会・講演会・技術講習会等、会員として参加できます。
4)日本動物実験代替法学会の研究助成・国際会議の渡航助成に応募することができます。
また、ガイドライン化された試験法の技術講習会への参加や共同で新たな試験法の開発等を行うこともできます。

Q8:現状、動物実験代替法が理論上、どうしても適用出来ない例を教えて欲しい
A8: 光感作性試験法等、広く一般に適用できる代替法が開発されていない試験法はあるが、理論上、どうしても適用出来ない例は恐らくないと思われる。一方、発熱性物質試験等、法律上、動物を用いる方法が規定されている方法はある。

Q9: 動物実験は役にたっていると思いますか?なぜそう思いますか?
A9: 個体レベルの影響を評価するための適切な実験系が動物実験しかありません。人間の健康を守るために役になってきたし、数は減らすことができると予測していますが、今後も役に立ち続けると考えています。例えば化粧品会社のLUSHは、(化商品分野に限ったことかと思いますが)、動物実験が人間の健康維持に役立った実績は50%と報告しています。もちろん、動物とヒトには種差があって、動物実験の結果と人間での影響は全て合致するわけでなないのですが、たとえ50%であったとしても、人間の命を守ることが出来るならば、ほかに手段がない以上、動物実験を実施することに価値はあると考えています。

Q10: 動物に対しての法律はどう思いますか?動物のことをちゃんと守れていると思いますか?
A10: これについては、いろいろ議論のあるところです。上に述べてきた動物実験の必要性と動物の福祉を両立させるために、いわゆる3Rsコンセプトが確立されてきました。全ての動物実験が、この3Rsコンセプトに沿って行われる状況には、残念ながら至っては居ませんが、その徹底に向けて、様々な立場での努力は続いていると考えています。

Q11: 動物使用削減に伴い、どの位コストが削減出来るのか教えて欲しい
A11: 具体的な削減額については動物の種類や削減数試験内容等によると思いますが、一例をあげると、OECD420の場合は予備試験は1匹で行い、最低用量から始めて死亡したり、明らかな毒性が出たら終了し、毒性が見られない場合は次の用量に移り、本試験では予備試験で得られた用量を元に予備試験で使用したものも含む5匹を用いて本試験を行う、となっています。使用動物種がラットで予備試験・本試験において最低用量では死亡が見られず、次の量で全て死亡したとすると、11匹使用することになります。一方、原法では予備試験は雄雌一匹ずつ2匹で行い、以下改良法に準じて行う(本試験では予備試験で使用したものも含む10匹)ので倍の22匹使用することになり、購入価格や飼育コスト等は数十万円程度増加すると思われます。

Q12: 脊椎動物以外は痛みを感じにくい動物だとしても、心では苦しみを感じているのではないか?と思うのですが、どう思われますか?
A12: 心で苦しみを感じている可能性は否定出来ませんが、痛みを感じにくい動物の場合は科学的に証明することはほぼ不可能、と考えています。

Q13: 痛みを感じにくい生物に痛みを感じさせる方法が(あれば)知りたい。
A13: 痛みを感じる感覚器官または神経がない生物に対してはその様な方法は恐らくないと思われます。

 

 


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