昨年の第1
回代替法世界会議(The
World Congress
on Altenatives
and
Animal Use in
the Life Sciences,Baltimore.USA,November14-19.1993
)では日本の学会会長として日本での学会の急速な発展ぶりと動物慰霊祭を行う日本人の心を伝えることが出来喜んでおります。しかし、学会の研究費援助への応募が少なかったことや、活動の中心が
in vitrotoxicology
にばかりむいていることに不安を感ぜざるを得ません。最近カナダのJoseph
Morgan
Research Foundation
(カナダで代替法推進のために作られた財団のようです)では、先の世会会議にカナダからの積極的参加が少なかったことを嘆くと共に会議の印象として代替法が科学として独立しつつあることを感じたと述べています。
私達の日本動物実験代替法学会は欧米とは社会的環境も異なるところがあって、有志の研究者たちが科学者の責務として自らの意志で
3つのR
に挑戦すべく結集して作り上げてきたものです。その初志を貫徹すべく代替法は科学の一分野として自立させるべく頑張ろうではありませんか。本当の代替はメカニズムの解明と不可分に結びついています。そのメカニズムの内で分析で解明できる部分は現在の分子細胞生物学の独壇場です。しかしその総合となると中々手がつかず結局動物実験に頼らざるを得ないのでしょうか。この中間にこそ代替法の新しい分野があるのかも知れません。
放射線リスクの問題から発ガンのメカニズムについて現在の
DNA損傷・突然変異・癌という単純モデルに対して新しい考え方の導入の必要性を感じそれを模索しながらここからも新しい代替法を作り上げるべきだと考えました。
平成6年
6月12
日
平成6 年度研究助成金の募集
研究助成します!
日本動物実験代替法学会では、哺乳動物個体を対象とした実験の代替法開発を促進するため、代替法の目的である
3つのR
(Reduction、
Refinement,Replacement)のうち、一つでも実現しよ
うとしていることが明確か、あるいはその基本精神を持って研究に取り組もうとしている研究計画であることを主たる審査基準に、会員むけに研究助成を行っています。平成
6年度は、助成件数6
件程度をめどに、総額6,136,000
円の予算を確保しており、募集締め切りは、8
月31日です。
医・薬・農・工・生物学関係の幅広い分野の方々に、代替法研究に参加して頂きたいため、日本動物実験代替法学金に入会すれば直ちにこの助成金への応募資格が得られますので、下記に
FAXにてお問い合わせ下さい。
学会入会申し込み先:〒
229相模原市淵野辺1-17-71
麻布大学獣医学部実験動物学教室・日本動物実験代替法学会事務局
(
FAX:0427-54-6986
)
研究助成金に関する詳細間い合わせ先:〒
305つくば市高野合3-1-1
理化学研究所ジーンバンク室・日本動物実験代替法学会プロジェクト委員会
(
FAX:0298-36-9130
)
日本動物実験代替法学会研究所助成選考基準
(平成6
年3月
29日 評論委員会決定)
1.動物実験代替法の目的である 3つのR (Reduction,Refinement,Replacement )のうち、一つでも実現しようとしていることが明確か、あるいはその基本精神を持って研究に取り組もうとしていると受け取れる研究計画であること。なお、代替法の対象となる動物とは、当面は、哺乳動物を考えるものとする、
2.この研究助成による研究成果を 3年以内に刊行できる実力があると判断しうる資料を提示できる研究者であるこ と。
3.研究助成は
3年を限度として継続的に行うことがある。ただし、その中間報告で、研究成果が必ずしも十分ではないと判断された場合には研究助成金の交付を打ち切る場合がある。
なお、(これまでに報告された研究の路線延長線上にはない独創的研究計画、もしくは、プロジェクト委員会によるバりデーション試験計画の次期提案に直結する内容をもつものには、重点的に配慮することがあります。
日本動物実験代替法学会第 8回開催のご案内
日本動物実験代替法学会会長 菅 原 努
第8
回大会会長麻布大学学長 中 村 経 紀
大会組織委員長 麻布大学教授 黒 田 行 昭
新緑の美しい季節となりました。皆様にはご健勝のこととお慶び申しあげます。さて、日本動物実験代替法学会も第
8回大会を数えるまでになり、今回下記のように開催いたします。現在、ライフサイエンスの各分野において、実験動物を使用した研究が基礎、応用の各方面で使用されておりますが本学会ではこのような実験動物を使わないで、それに代わる優れた新しい技術や方法を開発し、それを化学物質の毒性評価や各種生体反応をしらべるための研究、発表、調査、教育などを行っております。
今回の大会では、この分野の重要な、また新しい研究の現状や動向を把握し、また討論していただくために、外国からの招待者の特別講演や、重要なテーマについてのシンポジウムやワークショップを開く予定をしております。また、会員の皆様の一般演題はすべてポスター発表によって、研究内容の展示や活発な討議をしていただきたいと存じてお
.ります。多数の方々のご参加をお待ちいたしております。
会 期:1994
年11月
28日(月)、29
日(火)
会 場:国民年金中央会館 こまばエミナース
〒153
東京都目黒区大橋2-19-15
TEL03-3485-1411
FAX03-3467-5791
日本動物実験代替法学会会長 菅 原 努
第8回大会会長 麻布大学学長 中 村 経 紀
大会組織委員長 麻布大学教授 黒 田 行 昭
会期:1994年11月28日(月)、29日(火)
会 場:国民年金中央会館 こまばエミナース 〒153東京都目黒区大橋2-19-15
TEL03-3485-1411 FAX03-3467-5791
特別講演:”The present validation programs of altemative tests in
Europe:attitude of the health authorities, the German E
xperience.”
Dr.Horst Spielmann,NationalCenter for Documentation and Evaluation of
Alternative Methods to AnimalExperiments、Berlin,Germany.
シンポジウム: 1.「重金属の各種毒性の代賛法による検定と評価」
オーガナイザー:佐藤温重(東京医歯大)
2.「代替法による経皮吸収試験の考え方」
オーガナイザー:小西宏明(メナード化粧品)
3.「発生毒性試験を哺乳類全胚培養法で代替できるかj
オーガナイザー:東海林隆次郎(愛知心障者コロニー)
4.「動物福祉と管理についての現状と展望一代替法の役割一」
オーガナイザー:菅原 努(体質研究会)
ワークショップ: 「動物実験代替のための組織機能保持細胞株」
オーガナイザー:帯刀益夫(東北大・加齢研)
一般演題;2日ともすべてポスター展示による発表になります。
ゴールデンプレゼンテーション賞:一般演題の中から投票により受賞者を選出し、表彰します。
総 会:大会第1日目 11月28日)15:00−
16:00
懇親会:大会第1日目 11月28目)18:00
−20:00 こまばエミナース 鳳風の間
参加費:会長5,000円、非会員 7,000円(11月15日以降は、会員、非会員とも8,000円になります)
参加申込:参加申込用紙に必要事項をご記入の上、お申込みください。
一般演題申込:演題申込用紙および連絡先ラベルに必要事項をご記入の上、お申込みください。
演題締切:1994年8月20日必着
抄録締切:1994年9月20日必着
演題を申し込まれた方には、所定の抄録用紙をお送りいたします。抄録の様式は前年度に準じる予定です。
宿泊:宿泊のお世話はいたしませんので、各自でお手配ください。
大会事務所:〒227神奈川県相模原市淵野辺1-17-71
麻布大学環境保健学部生命科学講座
日本動物実験代替法学会 第8回大会組織委員会
組織委員長 黒 田 行 昭
TEL.0427-54-7111(内線349) FAX0427-54-7661
Session 3 : Target Organ 1
Chair:Vera Rogiers
Endothelial cells in culture,a model to study vascular toxicity invitro (Jean
Luc Wautier , Paris , F)
Haemopoietic and osteogenic activity in vitro reconstituted by thebone mal~row
)
micro environment (Greet Schoeters , Mol, B)
・Oral presentations
・Posters and coffee
Oral poster presentation and conclusions of the chairperson
Dinner
Concent in the Baroque Church of the Kartause Ittingen
<<Thursday, 22 September 1994>>
session 4 : Target Organ 2:Developmental Aspects
Chalr: Francelyne Marano
In vitro cellular models for cardiac development and pharmacotoxicology(Jurgen
Hescheler, Berlin, and Anna Wobus, Gatersleden, D)
An in vitro model system of embryonic erythropoiesis based on differentiated
embryonic stem cells (Max Gassmann, Zurich, CH)
・Oral presentations
・Posters and coffee
Oral poster presentation and conclusions of the chairperson
Lunch
Session 5 : New Molecular Techniques to Monitor Toxicity in vitro
Chair: Diethmar Schiffmann
Cellular gene technology for constructing metabolically competent cells(Andrea
Pfeifer, Lausanne, CH)
Transgenic cell lines and changes in gene function and expression:Usefultools
in toxicity testing? (Jean Horbach, Utrecht , NL)
・Oral presentations
・Posters and coffee
Oral poster presentation and conclusions of the chairperson
Banquet:Dinner speech by Heinz Reust (Federal Health Office Berne,Switzerland)
<<Friday, 23 September 1994>>
Session 6 : Biokinetic Modeling and in vitro Assays
Chair:Jose Castell
Application of in vitro systems to the predictions of in vivo biokinetics
(John Frazier, Baltimore, USA)
Computer-aided biokinetic modeling combined with in vitro data (Benvan Ommen,
Zeist, NL)
・Oral presentations
・Posters and coffee
Orai poster presentation and conclusions of the chaiperson
Final discussion
Lunch buffet