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会長挨拶GREETING


会長

日本動物実験代替法学会 
2019-2020年度会長挨拶

このたび,2017-2018年度に続き2019-2020年度の本学会会長を務めさせていただきます東京大学大学院工学系研究科の酒井康行です.この2年間も,本学会のより一層の活発化と持続的な発展に努めます.会員の皆様にはよろしくお願いを申し上げる次第です.

この2年間,2017年度から掲げている「広がる対象に適した学融合」,「国内での3Rsの普及」,「新たな国際情勢に対応したプレゼンスの確保」,「持続可能な学会運営」を引き続き目標とし,以下のような具体的には施策を進めたいと考えております.

まず,「広がる対象に適した学融合」については,例えば執行部主導の大会企画などを通じた異分野学会との連携強化,新興分野からの会員や評議員の選出などを通じて,学術融合や会員増強を図りたいと考えております.Replacementを主眼とする新たな代替法の開発では,局所から全身・長期の影響評価への取り組みが求められており,科学的・技術的にはハードルが非常に高くなっていると同時に,単に細胞ベースの手法だけでなく,様々な数理的手法との融合が必須となります.「非動物的手法による個体影響評価手法」の長期的な最終形をも考えつつ,異分野の最新の学術を目的意識的に融合し,変化する社会の要請に応えていくたいと考えます.特に代替法の対象が,従来からの化粧品に留まることなく化学物質・食品・医学品等への急速な広がりが起こっているのも昨今のトレンドであり,関連する産業界のご協力も適宜お願いをしつつ,ますます発展をさせたいところです.

以上のように学術的要請が高まっている代替法ですが,一方で社会への導入は我が国ではまだまだ不十分で,「国内での3Rsの普及」を第二の目標に掲げたいと思います.まずReplacement分野においては,2017年度から開始した代替法導入に関する技術セミナーや講習会を引き続き開催し,主要行事としての定着を図ります.一方,現在行われている動物実験について,RefinementとReductionの推進も本学会の重要な任務です.これらついては,実験動物をご専門とする先生方との個別に意見交換を発展させ,組織対組織の安定した関係を構築し,我が国での3Rsの実現に一致して取り組めるようにしたいと考えております.一方で,関連学会や動物福祉団体等との継続的なコミュニケーションを通じて,学術コミュニティー以外での代替法研究の重要性のアピールを進めたいと考えております.

「新たな国際情勢に対応したプレゼンスの確保」については,引き続きJaCVAMの国際標準化活動を学術的かつ多面的にサポートすると同時に,欧州・米国・韓国に加えて中国・インドの代替法研究コミュニティーとの連携を継続的に発展させたいと思います.特にアジア会議の発展として代替法アジア連盟の構築で日中韓が合意をしており,それを一層進め,2021年に予定されている韓国での第3回アジア会議へと結び付けます.ま当面は全方位外交をしつつ,日本の研究者の利益となりかつ国際的寄与やプレゼンス向上に資するような中期的方向性を出したいと考えております.また,懸案となっている AATEXのPubMed Centralへの収載も2020年度中に実現します.

「持続可能な学会運営」については,拡大理事会で行動を決定すること等で一定の効率化が図られましたが,熱意を持った若手中堅の研究者の貴重な時間を損なうことなく,主体的に学会活動に参画できるような運営体制の構築も引き続き進めたいと考えます.

以上に加え,JSAAEの国内外でのプレゼンス向上の足がかりとして,2020年度中の法人化をめざし,法人化検討委員会での検討を開始いたしました.様々な活動の進行と共に,法人化による学術界および社会でのプレゼンス向上により,次期の2年間で会員500名を是非に達成したいと考えています.

最大の学術イベントである年次大会については,2019年度は金森敏幸先生のお世話でつくばにて,また2020年度は鈴木真先生のお世話で沖縄にて,それぞれ開催されます.これらの大会では,優れた演題についての表彰制度を整え,その定着を図っていきます.また,2019年度は評議員資格審査,2020年度は役員選挙に当たっており,新たな方々のご協力を求めたいと存じます.

このように2019-2020はJSAAEにとって重要な年といえますが,目標の達成のためには,理事や各委員会長のみの力では全く不十分であり,企業や各種団体の方々や,評議員・会員の方々のお力添えが不可欠です.皆様方,ますますお仕事がお忙しくなられているかとは存じますが,それぞれが可能な範囲でできるだけのご協力をお願いしたいと存じます.

それでは,2019-2020年度の2年間,どうぞ宜しくお願い申し上げます.

日本動物実験代替法学会会長


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