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会長挨拶GREETING


会長

日本動物実験代替法学会 
2017-2018年度会長挨拶

このたび,2017-2018年度の本学会会長に就任いたしました東京大学大学院工学系研究科の酒井康行です.この2年間,前期の小島会長が整えられてきた規約や内規を基に,基本的にはその路線を継承して,持続的な発展が可能なような学会の活動と運営を確立したいと考えております.会員の皆様にはよろしくお願いを申し上げる次第です.

この2年間,「広がる対象に適した学融合」,「国内での3Rsの普及」,「新たな国際情勢に対応したプレゼンスの確保」,「持続可能な学会運営」を目標にし,具体的には以下のような施策を進めたいと考えております.

まずは,執行部主導の大会企画などを通じた異分野学会との連携強化,代替法の利用がやや遅れている分野からの会員や評議員の選出,大学等の会員を通じた学生会員のリクルートなどを通じて,学術融合や会員増強を図りたいと考えております.代替法は局所から全身・長期の影響評価への取り組みが求められており,科学的・技術的にはハードルが非常に高くなっていると同時に,単に細胞ベースの手法だけでなく,様々な数理的手法との融合が必須となります.「動物を使用しない個体影響評価手法」の長期的な最終形をも考えつつ,異分野の最新の学術を目的意識的に融合し,社会に役立てていくという姿勢は本学会の大きな特徴です.関連する産業界のご協力も適宜お願いをしつつ,ますます発展をさせたいところです.また,特に我が国発ですでに国際的ガイドラインに収載されている代替法については,懸案となっている技術セミナーを,なんとか開始すると共に,本会の行事として根付かせたいと思っています.

以上のように学術的要請が高まっている代替法ですが,一方で社会への導入は我が国ではまだまだ不十分です.以上のようなReplacementを可能とする優れた代替法の開発もさることながら,現在行われている動物実験について,RefinementとReductionをより一層進めることは,本学会の重要な任務です.この点については,関連学会や動物福祉団体等との交流をより進め,社会への働きかけ等を通じて,学術コミュニティー以外での代替法研究の重要性のアピールを進めたいと考えております.また,学生等の若手の啓蒙も懸案事項の一つであり,方向性を出したいと思っています.

国際的には,引き続きJaCVAMの国際標準化活動を学術的かつ多面的にサポートすると同時に,欧州・米国・韓国に加えて中国との連携を模索したいと思います.また,AATEXのPubMed Centralへの収載もその先の展開への大きな一歩になると考えています.これらを通じて,アジアンコングレスの各国での継続的開催のサポートや将来のWC誘致ばかりでなく,真に日本の研究者のためになりかつ国際的寄与やプレゼンス向上に役立つ中期的な方向性を出したいと考えております.

我が国の大多数の学会が直面している持続的発展は,社会的にも学術的にも発展が期待される本学会においても他人事ではありません.特に国内の多様な活動のあらゆる場面で,異分野・若手の意識的な会員・評議員等へのリクルートを進めたいと考えています.一方で,委員会・意思決定システムを何とか効率化し,熱意を持った若手中堅の研究者の貴重な時間を損なうことなく,主体的に学会活動に参画できるような運営体制の構築も可能な限り進めたいと考えます.

これらの施策を通じた目標の達成のためには,理事のみの力では全く不十分であり,企業や各種団体の方々や,評議員・会員の方々のお力添えが不可欠です.昨今,皆様以前にも増してお忙しくされて居られることかとは存じますが,できるだけご協力をお願いしたいと存じます.

2年間どうぞ宜しくお願い申し上げます.

日本動物実験代替法学会会長


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