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設立趣意書About us

設立の趣旨 
一般社団法人 日本ヒューマンヘルスケア学会
(The Japanese Society of Human Health Care)

 近年の科学技術のめざましい発展の中で、人をとりまく複雑化した現代社会の課題に対峙する際に、単一の学問分野での解決は難しくなっております。豊かな人生、豊かな社会に学問や専門的技術が寄与するためには、多角的な学問を横断的に俯瞰し、知を結集して解決に当たることが不可欠となります。 
 社会の中で生活している人を対象とする研究活動の意義は、社会的ニーズの把握、実用的方策の提案、実証から検証への継続した探究が求められます。本学会は、保健医療・看護・福祉に関する学術的研究の発展と教育の普及を図り、健康課題への取り組みを通して社会貢献と文化の発展に寄与することを目的とし、国際的な視野を含めて、人の健康にかかわる学際的研究や実践活動から得られた知見の論争の場の必要性から設立いたしました。

1.保健医療環境の変化に応じたヘルスケア
 ケアの受け手は社会の中で生活している人、ヒューマンです。近年の科学技術の進歩により、生活者個々のニーズに応じて、できる限りその人に最適なケアを取り入れることの検討がされております。しかし、すべてのニーズに応じることは、現実的ではありません。限られた資源を効率よく配分し、種々のニーズに対して効果をあげてゆくことが必要となります。ヘルスケアの提供者側からすれば、より広範囲で精度の高い知識と技術が求められることになります。

 医療政策では、地域の自主性や主体性に基づき、重度な要介護状態となっても住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることができるよう地域の特性に応じた地域包括ケアシステムの構築がすすめられています。地域の中で生活している者に対するヘルスケアは、個人の身体的・心理的・社会的ニーズに加えて、家族のニーズ、地域のニーズをも包含した様々な内容が求められます。

 良質なヘルスケアが提供されるためには、医療に関わる多職種がそれぞれの専門性を発揮できる場が必要となります。また、膨大化する医療費などを考慮した医療制度改革では、2014年6月25日に「地域における医療及び介護の総合的な確保を推進するための関係法律の整備等に関する法律(医療介護総合確保推進法)」が公布されました。急性期病院での在院日数が短縮され、医療から在宅療養へのシームレスな支援や地域におけるケア体制の支援が求められております。

 こうした保健医療環境の変化を迅速にかつ的確にとらえてケアを実践するには、保健医療・看護・福祉の各分野に関わる者同士が共有する場で、交流や全体を俯瞰する力が必要となってきます。

2.保健医療の実践知の集積と体系化されたヘルスケア
 保健医療系大学院生は、社会人としてヘルスケア実践に従事している中で、豊富な実践知を科学的視点から解明することを目的に大学院に入学される場合が多い状況です。大学院で研究力を学修し、実践知の根拠を探究、体系化し、その成果を社会に公表してゆくことは、ケア学の学術的発展に寄与し、さらには医療、公共政策への提言を視野に入れた大きな社会貢献になります。

 これらのニーズをみたす一助として本学会は、(1)学術大会、シンポジウム及び講演会などの開催、(2)学会誌、図書などの刊行、(3)関連する団体との連絡及び協力、(4)その他本学会の目的を達成するために国際的な視野を含めて必要な事業を企画してゆきます。

 人の健康に関して関心のある方であれば専門領域や職種は問いません。実践者、研究者、教育者、管理者、大学院生など本学会の趣旨にご賛同いただける方の入会を歓迎いたします。また、社会の中で生活する人のヘルスケアを主軸にした幅広い分野からの投稿をお待ちしております。


The Japanese Society of Human Health Care一般社団法人 
日本ヒューマンヘルスケア学会

〒474-0035
大府市江端町三丁目220番地
人間環境大学大府キャンパス内
E-mail: jshhc@uhe.ac.jp