日本神経精神薬理学会
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統合失調症薬物治療ガイドラインとそのガイド
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日本神経精神薬理学会

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理事長挨拶

理事長 中込和幸

平成30年11月15日に一般社団法人・日本神経精神薬理学会(JSNP)の理事長を拝命いたしました中込和幸と申します。就任にあたり一言ご挨拶申し上げます。

JSNPは精神薬理懇話会として1971年に発足いたしました。メンバーは基礎研究者と臨床医からなり、当時を知る方によれば、基礎と臨床の融合という意識が強かったと振り返っておられます。近年は、専門領域毎に多くの学会が設立されていますが、JSNPのように基礎と臨床のクロストークが活発な学会は、あまり目にしないように思います。両者が異なる立場から、患者一人一人に適正な薬物を提供しそのQOLの向上を図る、という目標を見失わないことによって、JSNPは成り立ってきたものと考えております。

残念ながら既存の向精神薬が十分奏功しない患者は少なくありません。そのため、既存の枠にとらわれない新薬開発の推進は喫緊の課題ですが、治験の成功率の低さから、向精神薬の開発の前線から撤退する企業もみられています。JSNPはそうした状況に危機意識を高め、新薬開発の支援を目指して、山脇元理事長や池田前理事長が中心となって、産官学連携活動を押し進めてきました。今後もその流れを引き継ぎ、とくに非競争領域である、(1) 精神疾患の層別化技術開発、(2) 治験登録症例基本データベース化、に取り組んで参ります。

企業やアカデミアが基礎研究を通じて発見したシーズをどのような形で臨床現場に届けていくか、といった開発戦略にもJSNPのトランスレーショナルメディカルサイエンス委員会は関与して参りました。企業からの相談に対して、適切な人材を紹介することで、新薬開発に寄与したいと考えておりますので、こちらもぜひご活用ください。

さらに重要な活動として、国際化が挙げられます。国際神経精神薬理学会(CINP)、欧州神経精神薬理学会(ECNP)、米国精神神経薬理学会(ACNP)に加えて、アジアでは2009年に設立されたアジア神経精神薬理学会(AsCNP)が成長しており、JSNPとしてもAsCNPとの連携を強化するとともに、池田前理事長がCINPの財務委員長に就任されたこともあり、CINPとの連携も引き続き強化して参りたいと考えております。

2020年は精神薬理懇話会の設立年から数えて、JSNP設立50周年の記念すべき年となります。大隅副理事長が年会長を務められる2020年大会では50周年記念事業としてシンポジウムを行う予定にしております。シンポジウムの計画立案の過程でJSNPのこれまでを振り返り、未来に向けて大きな夢と目標を打ち立てていけるよう、力を尽くして参りたいと思いますので、皆様にもどうかよろしくお願いいたします。

2018年11月
一般社団法人 日本神経精神薬理学会
理事長 中込 和幸