日本神経精神薬理学会
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学会レポート

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学会レポートシリーズ 2013年アジア神経精神薬理学会
(AsCNP:Asian College of Neuropsychopharmacology)その2
東京女子医科大学精神科 押淵英弘

 9月11日から14日に北京で開催された3rd Asian College of Neuropsychopharmacologyにtravel fellowshipを頂き参加してきました。この様なfellowshipやawardは各学会のホームページに告知されており、通常、小論文とボスの推薦そしてCV(経歴書)だけで応募でき、受賞すれば学会費が無料となり、賞金も頂けるというコストパフォーマンスの非常に高い賞です。国際学会で発表する際には、是非fellowshipやawardを併設しているか確認するべきだと思います。今回はさらに、学会期間中に特設された授業に参加を薦められ、とても良い経験となりました。他の学会では、希望した研究領域における第一線の研究者が学会期間中のメンターとして、研究内容から将来の進路まで幅広く相談に乗ってくれるという企画をしているところもあります。

 AsCNP2013自体は、国際学会といってもアジアに限定された会であり、アットホームな印象でした。その分、ホテルから会場へのシャトルを待っている間に、シンガポールのHeok教授と大阪大学の武田教授との会話に参加させていただくという素敵な経験もできました。ちなみにそのときの話題は、2020年に東京で開催が決定したオリンピックのことでしたので、わたくしの頭脳でもついていくことができました。この学会ではmeet the expertという若手研究者を励ますことを趣旨とした企画が印象深く、ここでのHeok教授の研究キャリアの話には勇気づけられました。自分の臨床の疑問が研究に発展する、欧米ですでに研究結果があってもアジアでは異なる結果となる可能性があるためやる意義がある、さらに、共同研究したかったらその病院の回診に参加するなどまず人間関係を構築してから切り出そう、など含蓄深い内容でした。

 最後に、初めて北京を訪問しましたが、噂に違わない大気汚染に驚きました(まさに霧が立ちこめるように200メートル先も見通せない程)。

 以上、3rd AsCNPの報告をしました。

*注(JSNP広報委員会):日本神経精神薬理学会においても、今年の沖縄大会の1日目の夕方に同様のMeet the expertsという企画があります。4名のエキスパートの先生を迎えて、独自の工夫をして行いますので、どうぞご参加ください。