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学会レポート

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学会レポートシリーズ 2016年国際神経精神薬理学会
(CINP: The International College of Neuropsychopharmacology)

大阪薬科大学薬品作用解析学研究室 徳留 健太郎

2016年7月3日(日)から同年7月5日(火)までの期間、韓国のソウル市にあるCOEXで開催された第30回国際神経精神薬理学会(Conference of the International College of Neuropsychopharmacology(CINP))に参加し、自身の研究成果について発表をさせていただきました。また、2016年CINPにおいて、私はJSNP Excellent Presentation Award for CINP 2016を受賞することができ、ご指導いただいた先生方、並びに、選出していただいた学会関係者の皆様に対して、厚く御礼申し上げます。参加させていただいた学会の様子についてご報告させていただきます。

CINPは7月3日のみJSNPと同じ会場にて発表が行われておりました。学会全体としては、JSNPよりもスケジュールがゆったりしており、落ち着いて講演を拝聴することができました。韓国での開催ということもあり、日本人や韓国人、中国人などのアジア系の参加者が多かったのも、今回の学会の特徴であったように思えます。

Thomas Klausberger 先生 (Austria) の”Contribution of distinct types of GABAergic intereneuron to working memory and decision making”という演題では、内側前頭前皮質における錐体細胞およびGABA介在神経の相互作用と、意思決定時のそれぞれの神経細胞の興奮パターンとそれぞれの相互作用様式について報告がなされていました。この発表を通じて、私は、統合失調症および認知機能障害におけるGABA神経系による調節の重要性を再確認し、現在私が取り組んでいる研究に応用したいと考えております。

私は、シナプス小胞蛋白SV2Aと側坐核ドパミン遊離に対する影響について、本学会でポスター発表をさせていただきました。私にとって、今回の発表が2度目の海外で開催される国際学会であったため、私は、積極的に英語で討論しようと、前回以上に多くの人に話しかけることを試み、この経験を通じて、私は多くのことを学ぶことができました。加えて、私のポスターに興味を持ってくださる日本人の参加者は多く、私は自分の研究活動にやりがいを感じることができました。

最後に、本学会での参加および発表を通じて、私は、自分の仕事であるシナプス小胞蛋白SV2Aと神経精神疾患の関連について、本学会で得た知識を応用し、研究に幅を持たすことができるよう、日々研究活動に取り組んでいきたいと考えております。

写真:ポスターの横にて

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