日本神経精神薬理学会
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学会レポート

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学会レポートシリーズ 2017年アジア神経精神薬理学会
(AsCNP:Asian College of Neuropsychopharmacology)

藤田保健衛生大学大学院医療科学専攻先進診断システム探索研究部門 毛利 彰宏

2017年4月27日〜29日に第5回アジア神経精神薬理学会(5th Asian College of Neuropsychopharmacology: AsCNP2017)がインドネシア・バリ島ヌサドゥアで開催されました。本会に参加するにあたり、JSNP Excellent Presentation Award for AsCNPを授与下さいましたこと、厚くお礼申し上げます。

AsCNPへの参加は、2011年9月にソウルで開催されましたAsCNP2011以来、2回目の参加となります。比較的日本と気候が近いソウルに比べ、赤道近くのヌサドゥアは非常に暑く、一足早く夏を迎えることになりました。気候に劣らない熱気と活気に溢れて学会の初日が始まりました。本年会では、3日間の開催期間を通して、4つのプレナリーレクチャー、24のシンポジウムと基礎から臨床まで幅広いテーマが取り上げられ、どのセッションにおいても非常に活発な議論が行われていました。初日に精神疾患のバイオマーカーについて、二つのシンポジウムが同時に開催されるなど、同時間帯に拝聴したいテーマが多くあり、悩ましいかぎりでした。2日目は、鍋島俊隆先生とHyoung-Chun Kim先生が座長となり、齋藤邦明先生、Lih-Chu Chiou先生、山田清文先生、Hyoung-Chun Kim先生のシンポジウムを拝聴しました。共同研究をさせていただいている先生方のご発表から改めて研究を俯瞰することができ、さらに私が貢献できることなど提案することができました。3日目には自らのポスター発表があり、今回はこれまでのうつ病モデル動物を用いた基礎研究を基盤とした、うつ病バイオマーカーの臨床研究を発表いたしました。基礎研究者だけではなく、臨床研究を行う精神科医や研究者と研究成果について議論することができ、多くの質問や提案を頂きました。自らでは異なった観点からの指摘は自分の研究の新たな方向性を検討する良い機会となり、大変参考になりました。海外の共同研究の先生に自分の研究内容を紹介することもでき、研究を発展させるきっかけにもなりました。

最後に、ご指導いただいた先生方、研究を一緒に進めてくれた院生・学生には、この場を借りて深く御礼を申し上げたいと思います。これからも、神経精神薬理学分野の研究の発展に貢献できるよう精進して参りたいと思います。