日本神経精神薬理学会
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学会レポート

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学会レポートシリーズ:2014年国際神経精神薬理学会
(CINP: The International College of Neuropsychopharmacology)その11

慶應義塾大学医学部精神神経科学教室 岸本泰士郎

この度、私がCINPで発表いたしました、ケタミンおよび他のNMDA受容体拮抗薬による抗うつ効果のメタ解析(Ketamine and Non-Ketamine NMDA Receptor Antagonists for Unipolar and Bipolar Depression: A Meta-Analysis)に対して、JSNP Excellent Presentation Award for CINP 2014を頂きました。誠にありがとうございました。

バンクーバーには初めて訪れましたが、水や緑が豊かで、湾には豪華客船が停泊し、水上飛行機が離着水する、美しく楽しいところでした。海岸の歩道は整備され、建築も素晴らしく、ジョギングをはじめて間もない私にとっては最高の場所でした。

学会はさすがCINP、世界各地から大勢の研究者が集まり、若干お祭り感に過ぎる印象もありましたが、興味深いセッションがいくつもありました。一方でR社のランチョンセミナーは、統合失調症の陰性症状への効果を期待して行われた治験が、Negative Studyに終わってしまったというもので、昨今、Pharmaceutical Giantsが中枢神経領域から撤退を表明している厳しい現実の一端を見ているのだろうと感じました。言うまでも無く新しい治療薬/法の開発は患者さんの予後をより良くするには必須で、業界が一団となって(治験方法の改善を含む)創薬を推進していく姿勢が必要だと感じました。微力ながら、精神神経薬理の発展に少しでも貢献できるよう精進して参りたいと思います。この度は誠にありがとうございました。