CATEGORY




心臓

1.概 況
●心臓移植は、現存するいかなる内科的・外科的治療を施しても治療できない末期的心不全患者に対して、脳死となったドナーから摘出した心臓を移植することにより、患者の救命、延命、およびクオリティ・オブ・ライフ(QOL:生活の質)を改善することを主たる目的として行われます。
●現在、国内で心臓移植実施施設として認定されている施設は、国立循環器病センター、大阪大学、東京大学、東北大学、九州大学、東京女子医科大学の6施設です(2008年11月30日現在)。
●心臓移植希望者の日本臓器移植ネットワークへの登録は、「臓器移植に関する法律」が施行された1997年10月から開始されました。これまでに全ての認定施設で心臓移植が行われ、60件実施されています(国立循環器病センター24人、大阪大学17人、東京大学7人、東京女子医科大学4人、埼玉医科大学3人、九州大学3人、東北大学2人。2008年11月30日現在)。



●国内での心臓移植が非常に困難な10歳未満の小児41人を含め、128人が1984年から2008年11月末までに海外で心臓移植を受けています。法制定後2008年11月末までに海外渡航心臓移植を希望した小児患者(渡航時18歳未満)は98人に上り、57人が心臓移植を受けました(うち6人は移植後死亡)が、19人は渡航前に、11人は渡航後待機中に死亡しています。なお、国内で10歳未満男児と10代男児の各1人が心臓移植を受け生存しています。


次ページへ