腎臓
8.腎移植成績
生体腎移植・献腎移植の生存率と生着率 (図4,図5)
●腎移植成績に関しては、1982年~2004年までに施行された腎移植について2006年に調査が開始され、追跡可能であった症例について2008年に解析結果が報告されています(日本移植学会、日本臨床腎移植学会)。腎臓移植では心臓移植などと異なり、腎移植後の拒絶反応などにより移植した腎臓が生着しない場合でも、再び代替療法としての透析療法にもどることにより生命維持が可能なために、移植した腎臓が「機能している期間」を示す生着率と、移植手術後患者さんが「生存している期間」を示す生存率を区別して用います。
●生存率:14,165例(生体腎移植10,644例、献腎移植3,521例)について生存率を調査しています。生体腎移植では1年95.3%、5年90.7%、10年84.8%、15年79.4%、20年73.0%です。また、献腎移植では1年90.4%、5年83.4%、10年76.5%、15年69.5%、20年63.4%です(図4)。
●生着率:13,614例(生体腎移植10,175例、献腎移植3,439例)について生着率を調査しています。生体腎移植では1年93.4%、5年81.7%、10年65.6%、15年51.8%、20年40.3%です。また、献腎移植では1年82.8%、5年65.8%、10年50.2%、15年38.8%、20年31.1%です(図5)。


