2020.07.21

肝癌に対する生体肝移植の保険適応改定のお知らせ(5−5−500基準適応)

肝癌に対する肝移植の実施基準としてミラノ基準が用いられていますが、これまでに様々な拡大基準が提唱されてきました。日本肝移植学会の集積データーより長径5cm以下5個以内かつαーフェトプロテイン(AFP)の検査結果が500ng/mL以下である場合にミラノ基準を超えても良好な成績であることが示されたことから2019年より脳死移植の選択基準に採用されています。生体肝移植においても、本年4月より、「肝内に長径5cm以下1個、長径3cm以下3個以内、または、長径5cm以下5個以内かつαーフェトプロテイン(AFP)の検査結果が500ng/mL以下である場合に限る。」と改定されました。

 

 

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