会長挨拶


ご挨拶

古川 壽亮(名古屋市立大学大学院)

第10回日本認知療法学会
第23回日本サイコオンコロジー学会
合同大会 大会長
古川 壽亮
(京都大学大学院医学研究科
健康増進・行動学分野 教授)

第23回日本サイコオンコロジー学会と第10回日本認知療法学会の合同大会を、平成22年9月24-25日の両日、名古屋の地で開催することとなりました。大会テーマは「リエゾン―こころとからだ、医療と心理」、合同大会という特色を生かして、各分野固有の学びに加えて、認知行動療法に対するサイコオンコロジー領域からの期待を聞き、また、認知行動療法がからだの領域にどのように展開できるかなどを一緒に検討してゆく、二つの学会のクロストークから新しい学びを得られるような会にできたらと考えております。
今回は学会の会期を重ねることにより、いずれの学会のプログラムにも自由に参加できるようになっておりますので、各領域に関心をお持ちでご来場いただいた皆様にそのメリットを十分にご利用いただければと存じます。

両学会の合同企画としては、「精神療法のRCT」「サイコオンコロジーの世界にようこそ」「医療における認知療法」など、サイコオンコロジー学会の企画としては「看護師が習得すべきEmotional communication」「在宅におけるサイコオンコロジストの役割」「がんと子供」「サイコオンコロジーと臨床倫理」など、また認知療法学会の企画としては「CBTの心理学的基盤」「CBTの生物学的基盤」などなど多くの企画を予定しております。
海外特別ゲストとしては、統合失調症の認知行動療法の第一人者David Kingdon博士(英国サウサンプトン大学精神科教授)、またがんその他の身体疾患への認知療法のCraig A. White博士(英国グラスゴー大学心理医学科教授)を予定しております。

例年通り、合同大会の前日9月23日には、第11回認知療法研修会(ワークショップ)および第3回日本サイコオンコロジー学会研修セミナーを開催させていただきます。併せて23個のコースを予定しております。広く認知行動療法およびサイコオンコロジーにご関心をお持ちの方々に、充実した学びのプログラムとなっていると自負しておりますので、ぜひご参加をお待ちしております。また、9月23日のワークショップ、セミナーは、合同大会に参加されない方でもご参加いただけます。

認知療法とサイコオンコロジーというやや“異業種”交流の趣のある大会と思われる方もあろうかと思いますが、認知療法に興味を持つ方々が認知療法の医療および身体の領域への展開を考える機会となり、サイコオンコロジーの分野の方々が認知療法の世界の広さとがんへの応用の可能性に触れられる機会となれば、大会のお世話をさせていただきます私たちとしては、望外の喜びであります。そしてまた、このような交流が、関連分野のこれから10年間の発展に寄与することを固く信じております。

大会当日まで関係者各位にはさまざまなご協力を賜り、また大会当日には参加の皆さまにはよもやのご不便をかけることもあるかも知れませんが、皆さまのご理解とご協力の下、事務局一同、実りある大会となるよう微力を尽くして参る所存です。会場はJR名古屋駅から徒歩2分というアクセスの良さで、会場の回りにはホテルや飲食店も多くございますし、また観光に足を伸ばすのにも大変便利な場所です。多くの皆さまと名古屋の地でお会いできることを楽しみにしております。


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