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講座・セミナー

第6回 日本小児外科学会内視鏡手術セミナー
【日時】 平成27年5月30日(土)18:00〜19:00
【会場】 神戸国際会議場
【主催】 日本小児外科学会教育委員会
【共催】 日本小児内視鏡外科・手術手技研究会

※受講希望者は学会ホームページから入力フォームを使ってお申し込み下さい.

【セミナー内容】
日本内視鏡外科学会技術認定(小児外科領域)取得のためのポイント

司  会:世川 修  東京女子医科大学小児外科

1 .腹腔鏡下噴門形成術(傾向と対策)(30分)
講師:福澤 宏明  兵庫県立こども病院外科

2 .腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(LPEC)(30分)
講師:寺倉 宏嗣  熊本赤十字病院小児外科

第31回 日本小児外科学会卒後教育セミナー
【日時】 平成27年5月30日(土)(1日目)19:10〜20:50
5月31日(日)(2日目) 8:30〜16:15
【場所】 第1日目 神戸国際会議場
第2日目 神戸大学医学部 神緑会館多目的ホール
(神戸市中央区楠町7-5-1 神戸大学医学部付属病院敷地内)
【世話人】 前田貢作(兵庫県立こども病院 外科)

※受講希望者は学会ホームページから入力フォームを使ってお申し込み下さい.

【1日目 5月30日(土) 19:10〜20:50】

総合司会:天江新太郎(宮城県立こども病院外科)
開会の辞:松藤 凡(聖路加国際病院小児外科)

I 患者管理
司会:木下義晶(九州大学小児外科)
1.術前・術後管理(35+10分)
田附裕子(大阪大学小児成育外科)
2.小児外科における静脈・経腸栄養(35+10分)
渡邊稔彦(国立成育医療研究センター外科)
【2 日目 5 月 31 日(日) 8:30〜16:15】

総合司会:天江新太郎(宮城県立こども病院外科)
開会の辞:松藤 凡(聖路加病院小児外科)

II 頸部(8:30〜9:10)
司会:下野隆一(香川大学小児外科)
1.頸部疾患(30+10分)
渡邊稔彦(国立成育医療研究センター外科)

III 肺・気道(9:10〜10:40)

司会:望月響子(神奈川県立こども医療センター外科)
1.気道疾患(35+10分)
尾藤祐子(兵庫県立こども病院外科)
2.肺疾患(35+10分)
高見澤 滋(長野県立こども病院外科)

IV 消化器疾患(10:40〜11:20,12:20〜13:40)

司会:田附裕子(大阪大学小児成育外科)
1.肥厚性幽門狭窄症(30+10分)
木下義晶(九州大学小児外科)

昼休み(11:20〜12:20)

2.胃食道逆流症・食道裂孔ヘルニア(30+10分)
天江新太郎(宮城県立こども病院外科)
3.腸回転異常症・短腸症候群(30+10分)
内田恵一(三重大学消化管・小児外科)

V 日常的疾患(13:40〜15:55)

司会:渡邊稔彦(国立成育医療研究センター外科)
1.鼠径ヘルニア,停留精巣,臍ヘルニア(35+10分)
下野隆一(香川大学小児外科)
2.急性虫垂炎,腸重積,メッケル憩室(35+10分)
福澤宏明(兵庫県立こども病院外科)
3.乳児肛門周囲膿瘍・痔瘻・小児の便秘(35+10分)
望月響子(神奈川県立こども医療センター外科)

VI 総合質問タイム+アンケート回収(15:55〜16:10)

閉会の辞:松藤 凡(聖路加国際病院小児外科)
閉会 16:15

平成27年度 日本小児外科学会 医療倫理安全管理・利益相反講習会
【日時】 平成 27年5月28日(木)17:00〜18:00
【主催】 日本小児外科学会 利益相反委員会,倫理・安全管理委員会
【会場】 神戸国際会議場 メインホール(第一会場)
【講師】 田中信一郎先生(国立病院機構徳島病院 病院長)
【テーマ】 「医師側からみた医療安全」
【内容】

提供される医療に係る責任はすべて担当医が担っている,というのは昔の話だといわれることがあります.しかし,何か不祥事が生じた際は医師の対応が不可欠であることは今も同様のようです.患者や家族が期待と責任を求める相手は医師であり,そのことは以前と相違ないのではないでしょうか.
私自身の記憶に残る事例を通して,医師に求められることそして医師が組織に期待することを述べてみたいとおもいます.

『事例 1 十分に説明していたはずだった手術』
普通の人なら理解できていると想定される説明内容では不充分であり,個々の患者・家族の思いを斟酌した内容が求められます.しかも,不満への対応に際しては担当医を支援する組織のバックアップ体制を整備しておくことが有益です.

『事例 2 誰にも気付かれなかったドレーン』
診療録の経過記録は主治医の備忘録ではなく,医師間そして多職種間の情報共有の手段として価値があります.過誤に対してチームで対応する場合も,医療はチームで提供されるもの,チームで行動するなら相互に連携を図るもの,連携は信頼し・される関係の下で行われるもの,との相互理解の上で行動することが大切です.

『事例 3 解釈できない病態による患者死亡』
医療者自身が現状を把握していない時に患者や家族から説明を求められたら,判明している事実と疑問が残っている課題を丁寧に説明し,解決の道程を提示することが大切です.予期せぬ事態が生じた場合,患者や家族が抱く疑念や悔やみを医療者が正確に理解しているとは限りません,聞いてみて初めて分かることもあります.

『事例 4 合併症による死と受容できない家族への対応』
家族が,大切な人の死を受容できない時には医療者に抱いていた期待感が崩壊して不信感に移行し,訴訟のリスクが高くなることがあります.訴訟になれば組織的な対応が行われてもやはり主体は主治医です.結果がどうであれ実りはありません.
人は誰でも間違える(To err is human)と言われるように,医師も例外ではありません.平素から患者や家族と,医療チームのメンバーと,そして診療科や医局内の医師間で信頼関係を構築して相互に補完し合う意識を涵養することが医療安全を目指す道と考えます.当たり前のことを,当たり前に平素から行うことが大切ではないでしょうか.

(事前登録は不要です.)

平成27年度 日本小児外科学会 感染対策セミナー
【日時】 平成27年5月29日(金)17:35〜18:35
【主催】 日本小児外科学会 倫理・安全管理委員会
【会場】 神戸国際会議場 メインホール(第一会場)
【講師】 竹末芳生先生(兵庫医科大学感染制御学教授,感染制御部部長)
【テーマ】 「手術部位感染(SSI)予防対策」
【内容】 CDCがSSI予防のガイドラインを1999年に発表して久しいが,予防抗菌薬に関しては2013年に「臨床実践ガイドライン」が作成された.またエビデンスレベルの高い対策を数個にまとめた,bundle化による啓発活動が行われている.その代表として医療保険システムのMedicareがCDCと協力して,Surgical Care Improvement Project(SCIP)を実施している.感染症対策としては,予防抗菌薬使用法,術中保温,血糖管理,適切な除毛処置が挙げられている.予防抗菌薬における日本でのcontroversyとしては,使用期間とバンコマシンの予防投与の適応がある.前者に関しては 2013年に日本外科感染症学会から多施設による無作為比較試験(RCT)の結果が報告され,肝切除,胃全摘では1日投与の妥当性が証明されたが,開腹直腸手術では72時間投与で有意にSSIが低率であり,術中汚染を最小限にするための術前経口抗菌薬(術前日のみ)に関し再度検討する必要性が示唆された.また後者に関しては,MRSA感染症の治療ガイドライン改訂版(日本感染症学会・化学療法学会)において,MRSA術前保菌者に対しバンコマシン予防を考慮することが勧告された.MRSA術前鼻腔内保菌者の除菌法として,従来のムピロシン軟膏塗布に加え,クロルヘキシジン含有石鹸(ヒビスクラブ)によるシャワー浴の必要性が報告されている.術中低体温とSSIに関しては,大腸手術でのRCTが1つあるだけで,低体温群は術中保温を実施しておらず平均34°C台と極めてまれな設定の臨床試験である.通常の保温対策をとった場合の低体温とSSIの関連について解説を行う.血糖管理に関しては,当初は心臓手術のみでSSI予防が報告されていたが,消化器,一般外科でのエビデンスも最近みられるようになり , 術翌日朝までに200mg/dl以下とする管理が必要とされている.一方集中治療領域では死亡率低下を目的として,180mg/dlでインスリン治療を開始することが推奨されている.その他,本講演では創閉鎖手技,創ドレッシングなどについても解説を行う.

(事前登録は不要です.)

スポンサードセミナー
ランチョンセミナー 1
『小児外科診療における漢方治療の実践 〜漢方治療によるbreak-through〜』
演 者: 小川 恵子 先生(金沢大学附属病院漢方医学科)
司 会: 前田 貢作 先生(兵庫県立こども病院/神戸大学大学院医学研究科小児外科学分野)
日 時: 5月28日(木) 12:00〜13:00
会 場: 第1会場
共 催: 株式会社ツムラ
ランチョンセミナー 2
『第2の”口”としてのこどもの胃瘻 −造設手技の工夫からミキサー食注入まで−』
演 者: 北河 徳彦 先生(神奈川県立こども医療センター外科)
司 会: 尾藤 祐子 先生(兵庫県立こども病院小児外科)
日 時: 5月28日(木) 12:00〜13:00
会 場: 第2会場
共 催: 株式会社大塚製薬工場、イーエヌ大塚製薬株式会社
ランチョンセミナー 3
『「しかたがないから」の栄養療法とアメリカ式の栄養ケアプロセス』
演 者: 高増 哲也 先生(神奈川県立こども医療センターアレルギー科)
司 会: 位田  忍 先生(大阪府立母子総合医療センター消化器・内分泌科)
日 時: 5月29日(金) 12:00〜13:00
会 場: 第1会場
共 催: アボットジャパン株式会社
ランチョンセミナー 4
『より良い胃瘻生活を目指して』
「消化管運動について」
演 者: 川原 央好 先生(浜松医科大学小児外科)
「こどもの胃瘻栄養について」
演 者: 田附 裕子 先生(大阪大学大学院小児成育外科学)
司 会: 川原 央好 先生(浜松医科大学小児外科)
日 時: 5月29日(金) 12:00〜13:00
会 場: 第2会場
共 催: 富士システムズ株式会社
ランチョンセミナー 5
『小児における創傷のtotal management 〜よりよい創傷治癒を実現するための原理原則〜』
演 者: 野村  正 先生(神戸大学大学院医学研究科形成外科学)
司 会: 畠山  理 先生(姫路赤十字病院小児外科)
日 時: 5月30日(土) 12:00〜13:00
会 場: 第1会場
共 催: ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社
ランチョンセミナー 6
『声門下腔狭窄の外科的アプローチ 〜術前・術後管理を含めて〜』
演 者: 津川 二郎 先生(愛仁会高槻病院小児外科)
司 会: 小野  滋 先生(自治医科大学外科学講座小児外科学部門)
日 時: 5月30日(土) 12:00〜13:00
会 場: 第2会場
共 催: スミスメディカル・ジャパン株式会社
イブニングセミナー 1
『乳幼児のRSウィルス感染予防の重要性 −新生児〜免疫不全、ダウン症候群まで−』
演 者: 楠田  聡 先生(東京女子医科大学母子総合医療センター/新生児医学科)
司 会: 田口 智章 先生(九州大学大学院医学研究院生殖発達医学講座小児外科学分野)
日 時: 5月28日(木) 16:30〜17:00
会 場: 第1会場
共 催: アッヴィ合同会社
イブニングセミナー 2
『−食道インピーダンスpH検査入門− 小児胃食道逆流症診断の新しい展開』
演 者: 深堀  優 先生(久留米大学医学部外科学講座小児外科部門)
司 会: 川原 央好 先生(浜松医科大学小児外科)
日 時: 5月29日(金) 16:30〜17:20
会 場: 第1会場
共 催: 有限会社アサヒバイオメッド

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