学会のあゆみ|学会概要

設立趣旨(2014年10月7日設立趣意書より抜粋)

 国際取引法学は歴史の若い先端的な学問分野であり、これまで⼀部の先達者が道を切り開いてきたが、グローバル時代の法律問題に対応するべく今後の⼀層の発展に向けて若い研究者・専門家の育成と、国際取引法学の研究の深化・展開とレベル向上を図ることが重要な課題である。
 国際取引法学は関連法制度を幅広く包含し、かつ企業のグローバルな事業活動と密接にかかわる学問領域であることから、⼤学の研究者のみならず、企業法務の実務家、法曹関係者や官公庁の担当者など幅広い専門家の努⼒を結集し、相互に啓発・交流する必要がある。
 国際取引法学の研究領域を拡げ、よりグローバルな⽔準に引き上げるためには、海外の⼤学・研究機関との交流・共同研究が必要であるが、そうした国際交流・共同研究の⺟体としての学会の有用性にも着目する必要がある。
 これまで、国際取引法とその関連法制度の各分野の研究者・専門家は、国際取引法という新たな法分野を研究する先駆的な学会として2000年に発⾜以来活動を続けている国際取引法フォーラムを始め、それぞれ対応する既存の複数の関連学会に所属している。新たな学会は、グローバルな時代においてダイナミックに展開されている企業の国際取引・事業活動に関連する幅広い法律問題・法制度を研究対象として、このような関連学会その他の団体とも協働しつつ、国際取引法学の担い手である、研究者・企業法務・法曹等を3極とする専門家が⼀堂に会して研究報告を⾏い、互いに啓発し、その成果を世に向けて継続して発信できるような、この分野の研究を志す者すべてに開かれた、グローバル時代に対応する国際取引法学を構築するための学会の創設と発展を目指すものである。

顧問・名誉理事等

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