臓器移植Q&A

肺

その他

心肺同時移植について教えてください。

<適応となる疾患>

移植以外では、救命ないし延命の期待が持てない以下の重症疾患とされています。

  • 心機能低下を伴う原発性肺高血圧症を含む肺移植適応肺疾患
  • 肺高血圧を伴う先天性心疾患(アイゼンメンジャー症候群)で外科的修復が困難か、心機能低下を伴うもの
  • 肺低形成を伴う先天性心疾患で外科的修復が困難か、心機能低下を伴うもの
  • その他、心肺同時移植適応検討小委員会が認めたもの

<適応条件>

年齢は55歳以下が望ましい。

<除外条件>

  • 絶対的除外条件
    • 肝臓、腎臓に治癒不可能な機能障害がある
    • 活動性で全身性の感染症がある
    • 薬物依存症(アルコール及びニコチン依存症を含む)がある
    • 悪性腫瘍がある
    • HIV抗体陽性である
  • 相対的除外条件
    • 肝臓、腎臓に治療ができるが機能障害がある
    • 活動性の消化性潰瘍がある
    • 合併症を伴うインスリン依存性糖尿病である
    • 高度胸郭変形や胸膜に広範な癒着や癩痕がある
    • 高度の筋神経疾患がある
    • 極端な低栄養又は肥満である
    • リハビリテーションが行えない、又はその能力が期待できない症例
    • 本人及び家族の理解と協力が得られない
    • 精神社会生活上に重要な障害がある

<実施施設>

大阪大学、国立循環器病研究センター、東北大学の3施設が実施施設として認定されています。
心肺同時移植の適応などの詳細については、認定施設にお問い合わせ下さい。

<日本での実績>

2013年12月末時点で、わが国で心肺同時移植は2例大阪大学において実施されており、2例とも生存しています。

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